アメリカンバイクのツーリングクラブ

アメリカンバイク

アメリカンバイクとしては、「陸王」のほかにも「キャブトン」や「メグロ」など、昭和初期からの民間用バイクがあげられます。 これらは、もともと欧米バイクの輸入業者で、輸入が難しくなったために、輸入バイクのコピーを始めたのが、創業のきっかけでした。 この頃の国産バイクは、大排気量が特徴でした。

本格的な日本製のバイクの歴史は、戦後から始まります。 アメリカンバイクとしては、原付自転車まがいのもので、人気はありません。 戦後動乱の中で、カメラ会社と同様、バイクの会社も乱立し、様々な会社が出来ては消えていきました。 戦前からあった「キャブトン」や「メグロ」なども、統廃合を経て、50年代までには、淘汰されていきました。

戦後から30年頃までは、バイクと言うより、原付自転車が主流で、アメリカンバイクの世界では、あまり人気はありません。 今の日本のバイクの隆盛は、ホンダから始まります。 ホンダが「F型カブ」を発売し、同時に「マン島レース」などの優勝で、知名度を上げることにより、発展していきました。

日本のバイクメーカーは品質の高さによって、弛まぬ開発努力によって、徐々に世界を席巻し、欧米のバイクメーカーは、数えるほどになりました。 功罪はおくとして、日本のバイクーの躍進が欧米のメーカーを廃業に追い込み、アメリカンバイクを生み出したとも言えます。


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